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「Giant」ミュージッククリップについて


IMERUAT - Giant

A Film by Kaname Onoyama & Masaki Shimeno
Music & Produce : Masashi Hamauzu
Dance : Mina / Choreography : Laurence Sambin
Colorist : Guillaume Faure

* * *
こんばんは、Minaです。
Giantのミュージッククリップは、昨年の12月、友人の紹介で滞在していたスイスのアーティストハウスにいたときに、Le LocleとLa Chaux-de-Fondsという小さな町で撮影しました。

新曲のクリップが来るかと思ったら実際は「Giant」で拍子抜けした方もいたかもしれません。普通、ミュージッククリップって発売前に出したりすると思うんですけど、イメルアは全部後だしです…だって間に合わないんだもん(笑)。でもイメルアとしては発売後時間が経っても出来るだけ多くの方に曲を聴く機会があって欲しいし、曲に合う映像作品を出来るだけ作りたいと思っています。だからこれからもまたすでに出てる曲のミュージッククリップを作るかもしれません?

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「Giant」はアルバム「Black Ocean」の中でもかなり人気のある曲で、私も大好きです。自分の歌が入ってないから唯一安心して聴ける曲だし(笑)。
まだ曲名も歌詞(台詞?)もつく前、カフェにいたとき浜渦さんからデモが送られてきて、その場でイヤフォンで聴きながら踊り出したくて仕方なかった曲です。それで「これで踊りたい!」と伝え、じゃあいつかそういうクリップ作ろう〜なんて話が出てから一年以上経って実現しました。
曲を聴くだけで、ただリズムを取るが故にではなく、自然に身体の中から踊り出したくなる曲ってたまにあって、もう一曲IMERUATのではないんですが浜渦さん作曲のそういう曲(こっちはゆったりした曲)があるので、7/6のイベントで踊れないかなーとか目論んでいるところです。

Giantの監督は「Haru no Kasumi」でもお願いしたパリ在住の映像クリエイター小野山要さんと、そのとき編集を担当してくださった同じくパリ在住の占野正樹さん、今回はお二人が監督・撮影・編集でタッグを組んでくれました。

私は4歳から20歳位までモダンダンスやバレエ(あとジャズダンスやフラメンコやアイヌ民族舞踊も…とにかく踊りが大好き)を習ってたのですが、20代からはクラスに通わずにたまになにかのイベントで踊る機会があった程度だったので、もう身体もだいぶコチコチになっていたしダンサーに不要なお肉もあちこちについていて、また習い始めないとやばい…ということで、撮影をする3ヶ月くらい前から現地のスタジオでダンスのレッスンに通い、2ヶ月くらい前から振付をつけていきました。
振付けについては、最初は自分でやろうかとも思っていたのですが、かなりブランクがあったし、撮影も振付もそれぞれプロフェッショナルな方にお願いした方がいいものが出来るだろうと思い、お願いすることにしました。なにしろ、たまたま通ったダンススタジオでの踊りが、すごく私好みの振付けで、そのままそこで出会った先生、ロレンスに「Giant」の振付をして欲しいとお願いしたのです。今でも、この出会いは必然だったような気がしています。

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ロレンスはカリブ海に浮かぶフランス領グアドロープ島出身で、長年パリでダンサーとして活躍した後、たまたまスイスに公演で滞在していたときにパートナーと出会い、今は子育てをしながらスイスのいくつかの小さな町でたくさんダンスクラスを持ち暮らしています。講師・振付師が不足しているようで、コンテンポラリーからジャズからヨガからズンバからフィギュアスケートまで、なんでも教えているそう!
「音楽が好きで昔から色々な楽器をやったけどどれも上手くいかなくて…でも最後に自分の身体が自分の一番の楽器だと発見した」という彼女は、驚くほどのスタイルの良さと身体能力の良さと感性の良さで、まさに自由自在に音楽に乗って踊る…もう自信喪失するから隣で踊らないで〜!ってなるほど(笑)
「ダンサーで音楽も理解して踊っている人は少なくて、それがいつももどかしい」というように、彼女は根っからミュージシャンでもありました。Giantも5拍子と6拍子の構成を気に入りそれを活かした振付をし、浜渦さんも「ここまで音楽と内容を理解した振付けをしてくるとは…」とすごく驚いていました。私は当初もっと激しい振付けを予想していたのだけれど、かなりエレガントな感じで返ってきて、でもそれが曲も踊りも活かす(かつ私も踊れる^^;)正解だったのだと思います。

メインの撮影地は、かつては教会だった、隣町のLa Chaux-de-Fondsの劇場を使わせてもらいました。
夏にたまたまそこでオペラを鑑賞する機会があり、その時とても気に入って、そこで踊るイメージが頭から離れなくなってしまい、交渉して貸してもらいました。しかし問題は、真冬も暖房機器が一切ない…!そういう理由で普段は夏しか使わないということで無料で貸してもらえたのは助かったのですが、気温は常に零度を前後…。そこで朝から夜まで撮影、しかも薄着で踊るので(衣装長袖にしてマジよかったす・・・TーT)、身体は硬くなるしダンスにはかなり向いてない…。その上床は木の板がデコボコ、なのにつるつる滑るし、リノリウム床のスタジオとは大違い…踊りづらい!あああぁ〜大変…でも踊るしかない!
幸い、小さな楽屋に小さな暖房がありそこでなんとか暖は取れたのですが、撮影隊はほとんど楽屋には来ずにセッティングと撮影で、本当に大変だったと思います。でも恐らく寒さも忘れるほど(いや寒がりながら必死で)、一生懸命に挑んでくださいました。私は楽屋での待ち時間が多かったので、甘めのホットティーを入れて何度も運びました。

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センス抜群の要さんと正樹さんのアイディアの元、今回は虚像と実像ー現実の私が影の私と共演する、という手法で撮影しました。まず最初に撮った踊りをプロジェクターで壁に投影し、その映像と踊ったり、鏡を使ったり。影の私が途中から実在の私に入れ替わってるとか、実際には使われなかったのも含めいろんなネタも撮影しました。プロジェクターは現地調達したかったのですが、投影したものがカメラにちゃんと映る種類のプロジェクターがどこに問い合わせてもなく、結局パリから超ヘビーなのをお二人が電車で持参。すごい大荷物でした。撮影は金曜の夕方から日曜の午後まで、3日間かけて行いました。

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Le Locleの森で火を使った撮影も。これも現地の木こりの方達が有り難いことに惜しみなく協力してくれて出来ました。しかし撮影当日はなぜかドンピシャにみぞれ混じりの暴風雨…。滞在先のホストは「止めた方がいいんじゃない…」と言いましたが、その日しか撮影時間がない私たちは強行。木こりの人たちも雨の中最後まで手伝ってくださり、劇場といい、地元の人たちの多大な協力があってこそ出来た撮影でした。

今回は(というか毎回)予算も少なく、スタッフも時間も不足している中で、監督のお二人には予想以上に頑張っていただき、本当に「いいものを作りたい!」という情熱と拘りには、私たちイメルアも感激でした。またいつか一緒に作品作りをする機会があればいいなと思います。

正直な話、自分の踊りにはあまり満足していなくてちょっと恥ずかしいのですが、監督、演出、編集、振付、音楽など他の要素が素晴らしいので、その方達に敬意を表しつつ、この「Giant」というクリップを、是非是非多くの人たちに観て欲しいと思います!

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撮影終了後。

そして、このGiantの撮影のメイキングを特典に収録したDVDが来週発売です。
是非、お手に取ってご覧いただければ幸いですヾ(@⌒ー⌒@)ノ






*おまけ*

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楽屋で死亡中。

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プロジェクターテスト中の暗闇で、掃除機をかけている浜渦さん。

(Mina)
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[2013/04/18 22:23] | DIARY | page top
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