fc2ブログ
"Imeruat" Music Video



IMERUATのミュージックビデオです。CDや配信版と違って、ラストにフェードがかかっています。正直これに時間をかけすぎて年末何も出来なくなってしまったくらいで…^^;

映像編集は一度もやったことがなく、編集ソフトもMac付属のiMovieという簡素なもの。編集する写真の量が多くなると動作が極端に遅くなるのですが、最終的には2500枚くらいまでに絞り込んだものの、作業データとしては一万枚をはるかに超える量だったため、写真一枚を移動させるだけでも数秒から十数秒、遠いところからの移動となるともうニ、三十秒から一分くらいかかったりもしました。もっと大変だったのが、一枚足したり減らしたりすると後ろの写真が全てズレてしまうということ。0.1秒単位で計算しながら且つ動作が鈍い中の作業なので気づくといつも何時間も経ってしまっていました。

また撮影も大変でした。このPVの構想は一年以上前からあったので、ちょくちょく写真をまとめてiMovieに入れておいたのですが、最後の最後に「もいっぱつガツンとしたのが欲しい」ということで根釧地方へ…。半分は息抜きのつもりだったのですが、地獄の二日間で、何度も凍る思いをしながら約5000枚撮影してきました。最初の段階から合わせると数万枚にものぼり、選定がまた異常に時間がかかりました。

こうやって振り返るとおよそ作曲家の所業ではなく、完全に阿呆としか思えませんね^^;

それでも自分で作りたかったのは、この曲に限っては特にメッセージやコンセプトを、間違いの無いように表現したかったからです。視聴してくださった皆さんの声を聞きますと、驚くほど意図が伝わっているのが解り、本当に嬉しかったです。作曲家の平野義久さんからも本作品の楽曲制作の手法について大変共感していただき、本当に「我が意を得たり」の思いでした。阿呆なことしてよかった…と^^ そしてまた足下がおぼついていないことへの迷いがまた薄くなったとドキドキするものであります。もちろんそもそも堅実なことをやっても先細るだけなので、何を深く考え込んでるんだとも思いますが。

さて、このMVを10倍楽しむ法です(古っ)。

Minaが鉄塔を登っていく3連コマが全部で5回出てきます。そして鉄塔を下りてきた6連コマでオチとなっています。この鉄塔は別海町の新酪農村展望台で、ビデオの最後でMinaが寒くて震えているのはこのすぐ下です。11月ながら氷点下、しかも風が強く、数分置きに車に戻るの繰り返しでした…^^;

動物(標識も含む)が色々出てきます。猫、馬、リス、牛、エゾシカ、フトアゴオオトカゲ…探してみてください^^

主な撮影地は別海町、標茶町、音更町、幕別町、池田町、横浜市、パリ、クラカウです。大阪枚方市なんかも。

途中で出てくる駅と駅舎は稲士別駅です。まったく人が居ませんでしたが鉄道ファンはピンと来るかな…?

写真は私やMinaだけでなく、たくさんの人に撮ってもらったものがあります。Wayo Recordsの皆さんを筆頭に、ミストウォーカーの坂口博信さん、ポーランドの写真家など、みなさんの許可をいただき使用させていただきました。ありがとうございました!

細かいものなんかも^^

0:00 音更町の白樺並木
0:17 ピアノを弾いている浜渦…伊丹Alwaysでのライブの様子
0:17 札内川の「けあらし」です、氷点下15℃くらいでした
0:19 IMERUATの楽曲「Little Me」のスコアです
0:20 ビートたけし似
0:27 KIWAのライブで「写真を撮るパフォーマンス」をしたときに、Minaがステージから実際に撮った写真です
0:28 この撮影は実は次のPVで使われる!?
0:34 横浜港
0:36 幕別町稲士別付近、旧途別川
0:55 注意!
1:15 ヤバいです
1:33 浜渦の二人の娘が並べたアルファベットビスケット。どんどん食べてなくしていったのを逆再生。「R」がなかったので「P」に棒を付け足して作ってくれました。
2:18 浜渦が一番気に入ってる写真
2:23 KIWAライブの帰りにお手伝いしてくれた友人に「疲れ果てたIMERUAT」を3人同時に撮られました。iPhoneの中をよく見てみてください^^
2:24 浜渦の娘がケータイのムービーで刑事ドラマを録ろうとして犯人役をさせられているMina。
3:33 田部井on阪急電車
3:36、3:54 浜渦の落書き…
3:38 田部井氏のスタジオで練習する二人

(浜渦)
スポンサーサイト



[2012/01/28 22:28] | DIARY | page top
| HOME |